素晴らしい好天に恵まれた六月一日、御開山会団参の日を迎える事ができました。
三〇名程の団参者が支院に集合し、宝前に道中安全をお願いしてバスに
乗り午前八時出発しました。ゆったりとしたバスに揺られながら、
交通渋滞もなくスムーズに本山に向かうことが出来ました。
今年の話題は何と言っても「御珠さん」のお話しに皆さん興味津々でした。
バスの中でも初めて拝観させて頂く御珠さんは、
謎に包まれており想像と期待感で、人それぞれに異なる話に夢が膨らみました。
バスは午前一〇時三〇分頃本山に無事到着致しました。
青年会の皆さんや沢山の奉仕の方々の笑顔で歓迎を受け、
参詣できた喜びと感謝で道中の疲れを忘れて元気を頂きました。
境内のバザ―で「わらび餅」を美味しく頂いて御焼香をすませて入堂させて頂きました。
堂内は徐々に各支院の参詣者の方々で埋め尽くされてゆきました。
午前十一時三十分山首上人様導師の許、厳かな雰囲気の中、法要が厳修されました。
お上人方 が昇堂しながら天上に向かって撒かれ舞い上がる散華は本当に綺麗で
素晴らしく身も心も引き締まる思いでした。参詣できた喜びをひしひしと感じながら
先師に感謝し、大切な三徳の教えを日々精進していく事を心に誓いました。
その後、御珠さんの御開帳法要が続いて営まれました。
お珠さん御開帳法要の後、山首上人様より御挨拶があり「この度の御開山会を機に
改めてご自身が本化地涌の菩薩である事をご自覚されて日々、
妙法三徳の実行に励んで下さい」と話されました。
御挨拶の後、いよいよ目前で、地涌四菩薩の一人、無辺行菩薩の再誕の象徴である
「御珠さん」を拝観させて頂けるとの事で,今か、今かと順番を待ちました。
立ち止まる間もなく大勢の人波に流されながら間近で拝観させて頂きました。
不思議な白綿のような御珠さんに感動し、手を合わせた一瞬の出来事でした。
「人を喜ばせること、周りの人達の喜ぶことをしましょう」のすばらしい教えを
広めて下さいました鈴木きせ先生と杉山辰子先生に改めて感謝致しました。
その後、奉仕者の皆さんの心温まる、おもてなしを受け昼食を美味しく頂きました。
午後二時前に大型バスは皆さんにお見送りを頂き、本山を後にして八事霊園の御廟へと
参拝に向かわせて頂きました。炎天下の中、関哉法尼は本山の車でご配慮を頂き
参詣をさせて頂くことができました。御廟では神戸支院の方々と一緒になり
田中常行上人導師の許、皆さんでお経を唱え先師の霊に対し御報恩謝徳と感謝の意を
捧げ、ローソクと線香を手向けさせて頂きました。御廟参拝を終了し、
午後三時頃には全員バスに乗り込み帰路へと向かいました。
予定よりも早く午後五時半過ぎには支院に帰ってくることが出来ました。
暑い一日でしたが皆さんが,何事もなく無事に開山会に参詣出来た事、
そして御廟にも参拝させて頂く事が出来た事は、山首上人様をはじめ先師先哲の
ご守護の賜と感謝致しました。素晴らしい一日を過ごさせて頂いた事に感謝して、
これからも妙法三徳の実行に日々精進してゆきたいと思います
(通信員)